モラルハラスメントとは?

※)私は専門家ではありませんが、モラルハラスメントの被害者からモラルハラスメントの体験談を徹底的に聞いたり自分で調べたりした結果、ある程度、モラルハラスメントとはどういうものなのかわかってきました。ここでは、私がわかったことについて書いていきます。

モラルハラスメントとは、簡単にいうと家庭内で行われる「精神的なイジメ」のことです。モラルハラスメントは、略してモラハラと言われることがありますし、モラハラを行う夫のことを、モラ夫、モラハラ男、モラ男、モラなどということがあります。

ただ、モラルハラスメントは、他のイジメとは全く性質が異なります。どのように違うのでしょうか。

モラルハラスメント加害者は程度の差こそあれ、「型」にはまったように同じ行動をすることです。
これを逆から考えれば、「どのような行動をすれば、モラルハラスメントの加害者なのか」がわかっていきます。

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モラルハラスメントの特徴


モラルハラスメントの加害者は、程度の差こそあれ以下の特徴のほぼすべて兼ね備えています。

◆1.モラルハラスメント加害者は、一切、暴力をふるいません。

◆2.モラルハラスメント加害者の一番の特徴は、「相手を思いやる心がない」です。
具体的に、配偶者が風邪などの病気になれば、普通は、「病院に行きなよ?」などと言ったりして心配しますが、モラルハラスメント加害者は病気になった加害者を責めます。責めないまでも関心を持ちません。
私が聞いた話を紹介します。
モラルハラスメント被害者は、毎朝、加害者と一緒に駅まで1時間くらい歩いて通勤していたそうです。しかし、ある日、被害者は風邪をひいて動けず布団に寝ていました。すると、被害者を、「歩けば治るよ!」などといい、1時間、歩かせたそうです。流石に被害者は体が辛いので途中で帰るといえば、加害者は一切心配することなく「じゃあ!」と言って、そのままいなくなったそうです。
結局、加害者は自分が歩いていきたいという気持ちしか持っていなかったわけですね。

◆3.モラルハラスメントを行う配偶者は、相手を自分の意のままに操ろうと相手を貶めて支配しようとします。具体的に、どのようにするのでしょうか。
相手に対して、「無視」「ため息」「頭が悪いなどのような暴言」「定期的に理不尽に怒鳴る(正統な理由もなく怒鳴るようです)」など精神的な苦痛を味じわさせて、マインドコントロールしようとします。
ある日、家に帰ってきたら、「クーラーの電源をつけなかった」と怒り、相手に非があると認めさせ、違う日には、「クーラーの電源をつけた」ことに怒り、再び相手に非があると認めさせるような感じです。
つまり、モラルハラスメントを行う人間にとっては怒るネタは何でも良く自分の思い通りに相手を動かせるように、精神的な暴力をふるい、上下関係を植えつけて、マインドコントロールをしようとします。

◆4.モラルハラスメントを行う配偶者は、外面を気にするので、外では優しく周りには理想的な配偶者にみえます。結婚式や葬式など社会的な儀式には積極的に参加するようです。また、モラルハラスメントを行う人は弁護士、大企業のサラリーマンなど、キチンとした仕事に就いていることが多いようです。

◆5.モラルハラスメントの加害者は同情をひくために相手に自分が如何に不幸だったのか話すようです。男性の場合、普通の人なら相手に弱みを見せまいとしてこの手の話はしないですが、モラルハラスメントの加害者は積極的に同情をひくような話をします。

◆6.モラルハラスメントの被害者が逃げだそうとすると、加害者は、まずは、泣いてわめいてひきとめようとします。私が聞いたところでは、「自殺する」とメールしたり、実際に「手首をきる写真」を送ったりすることもあるようです。
もし、モラルハラスメントの被害者が普通の精神状態なら、加害者が、周りを気にせずに泣くところにドン引きすると思いますが、モラルハラスメントの被害者はマインドコントロール下にあるので、加害者が泣いている姿をみて自分が悪いと思い込んで罪悪感にさいなまれてしまいます。
この罪悪感で、加害者の元から逃げれなくなるわけですね。

◆7.それでも、無事、被害者が加害者の元から逃げだすことができれば、加害者は、今度は攻撃に転じます。
具体的には、嫌な気分にする手紙などを送りつけてきます。
泣いて「別れないでほしい」と、すがっていた癖に、華麗に(笑)、攻撃に転じるところが凄いです。
ちなみに、なぜモラハラ加害者は、攻撃に転じるのかというと、7に書いてあるように、自分が被害者だと思っているためです。常に、自分が大切なのです。

◆8.モラルハラスメントの加害者は、自分が加害者とは絶対に思いません。逆に、被害者が加害者の元から逃げたら、「精神的な苦痛を味わった」ということで、裁判を起こしてくることもあります。よって、モラルハラスメントの加害者と別れる場合、細心の注意を払う必要があります。

◆9.モラルハラスメントの加害者は、自分こそが正しいと思い込んでいます。

◆10.モラルハラスメントの加害者はナルシストです。加害者は単なるナルシストではなく、世界には自分以外の人間は存在していないようです。

なぜ、モラルハラスメント加害者は、モラハラをするのか?

モラルハラスメントの特徴を読んだ人の中には、「ちょっと、当てはまるところもあるけど・・・全部は、当てはまらないよ!全部、当てはまる人はいるの?」と思った人もいるかもしれません。

しかし、実在するのです!

なぜ、モラルハラスメントの加害者はこのような行動を起こすのかというと、主に自己愛性人格障害のためだと言われています。
つまり、モラルハラスメントの加害者は精神病というわけですね。だから、普通の人には考えられない行動を繰り返すわけです。

ちなみに、ストーカーには、色々なタイプがいますが、そのタイプの1つに自己愛性人格障害があります。
つまり、モラルハラスメント加害者は、ストーカーを併せ持つこともあるので、要注意です。
しかも、モラルハラスメント加害者は知能が高いことが多いので、巧妙にストーカー行為をしてくることもあるので要注意です。


モラルハラスメントの被害者は法的に保護されるべき!

以上のように、モラルハラスメントの加害者は人格障害で普通の人ではなしえない行動を繰り返します。
なので、個人的には、モラハラはDVと同じく保護されるべきだと思っています。
ただ、残念なことに、モラルハラスメントではないのにモラルハラスメントと騒ぐ人たちがいるので本当のモラルハラスメントの被害者は保護されないということも起きかねないのが現状です。
少しでも正確なモラルハラスメントを知らせるためにも、ぜひ、このページを広めていただけると幸いです。

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